第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.7 大熊充 | 社会起業家をつくるソーシャルビジネススクール

第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.7 大熊充

アカデミーファイナルピッチ 全文掲載

1:24〜
大熊

皆さんこんにちは!
みっちゃんこと大熊みつるです。
僕は、平均年齢75歳以上のばあちゃんたちが働ける会社を作ります。
ばあちゃんたちの仕事、働く場を作ります。

1:35〜

みなさん、75歳以上のばあちゃんたちが働く場所がどのくらいあると思いますか?
僕の住む地域ではほぼゼロです。ゼロなんです。
なぜ、ばあちゃんたちが働く場所を作りたいのか?

それは、「心を救われた」ことがキッカケでした。

1:55〜

20代の頃、大きなバイク事故を起こし4年間におよぶ、入院を余儀なくされました。
長い入院生活のせいか、精神を壊し、無気力になり、完全に笑顔を失っていきました。
夜になると、僕と認知症のばあちゃんたちが、ナースステーションに並ばされました。
そこで、認知症のばあちゃんたちが話し掛けてくるんです。
「あんた名前はなんて言うとね?」「どっから来たとね?」と、そして次の日も
「あんた名前はなんて言うとね?」「どっから来たとね?」と。

毎日毎日、同じ質問をしてくるので、病んでた僕もたまらず笑いが出てしまいました。
なぜだか分からないけど、おかしくて、爆笑したんです。
笑顔を失ったはずの僕に、笑顔が戻った瞬間でした。

2:40〜

救ってくれたばあちゃん本人ではありませんが、何か、ばあちゃんたちに恩返しがしたい。
今度は僕がばあちゃんたちを笑顔にする番だ!頼られる人間になろう!
この事業を遂行する圧倒的な理由は、僕自身が、ばあちゃんたちに頼られることに、生きがいとやりがいを感じているからです。

3:05〜

その後、退院して地元に戻りました。
僕の住む、福岡県うきは市は自然豊かなこんな町です。
ですが、免許が無い、車が無いでは生活が出来ない田舎です。
高齢者の実態調査の為、現場に降り立ちました。
同時にお困りごとや、買い物弱者の問題も解決したろと思い、ばあちゃんたちの手伝いを始めました。

この活動で、うきは市の全人口 29,000人中、1割の3,500人と一人ひとりと対話をしてきました。
今もこの活動が貴重な体験となっています。

3:45〜

その中でわかったことは、体が元気な年寄りが孤立していっている。年金だけの受給じゃ困窮していっている。買い物すらいけない現実を目の当たりにしてきました。
年金プラスの、月2〜3万円あったら生活が楽になる、
買い物にも行けると言うのです。

そして該当する、現在75歳以上のばあちゃんたち300人と対面で調査。
「身体が元気なら、働きたいですか?」と聞きました。
6人に1人が働きたい、働かざるを得ないと答えました。

ばあちゃんたちは働きたいのか。。。
この時にばあちゃんたちを、保護するのではなく「機会を」、保護よりも「協働」で、一緒に協力しながら働こうと決めました。

4:38〜

ばあちゃんたちの働く場を作る必要がある。要望のあった、月2〜3万円の収入を作ります。
「収入」と「生きがい」、この二つを実現させたいです。

まだ何も成し得ていない状態ですが、メディアも注目してくれています。
西日本新聞社さんから取材をして頂きました。
今の地方の田舎では、もっとも必要とされているからです。
来たる高齢者の貧困に備え、今のうちから準備する必要があると考えます。

5:12〜

そしてどんな事業なのか?
ばあちゃんたちに仕事をやらせるのではなく、特性を活かした「商品」「サービス」を生み出していきます。
まずは昔ながらの製法の手作りの漬物です。

僕の仲間、漬物名人のばあちゃんです。映像をご覧ください。

6:00〜

どうですか?美味しい漬物作りそうじゃないですか。
僕たちは、究極の手作りで勝負します。
昔の村娘がつくる「乙女漬け」

6:18〜

商品、サービスも重要ですが、ばあちゃんたちが働く環境と体制に最も重点を置きます。

まず、5人のばあちゃんのチームを作ります。
ばあちゃんたち3人、75歳以下のばあちゃんJrを一人、プラスの若者一人のチームです。
このチームでばあちゃんたちは、生産、ノウハウの提供。
若者が全体のサポートをします。

その後、実践、検証を重ねながら、このチーム方式でチームを増やしていきます。
高菜漬けを作るチーム、ぬか漬けを作るチーム、一夜漬けを作るチームといった具合に。

6:57〜

そして、各チームの漬物を集め、楽天市場ならぬ、漬物市場を開設します。
ばあちゃんたちの漬物を販売するプラットホームです。

その後、各地方の少子高齢化が進む田舎で、フランチャイズ展開していきます。
各地域で若者一人が、名乗りを上げれば、ばあちゃんたち4人は、すぐ近所で集まります。
今までのノウハウを無料で提供し、各地での立ち上げを強力にバックアップしていきます。

3年は地元うきはでモデルのチームを作ります。
僕の地元のような、過疎化・少子高齢化で苦しむ地域は、全国各地にあると思います。
全国各地の地方の田舎に展開していきます。

7:40〜

そして、この展開の先にある効果は、収入だけではありません。
関連する介護予防、健康寿命が伸びることでの効果は、計り知れないんです。

7:54〜

最後に、これから迎える超高齢社会。
ひとりでも多くのばあちゃんが生きがいを持って働ける地域・社会に僕がしていきたいんです。
ご静聴ありがとうございました。

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