第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.5 大雄 義弘 | 社会起業家をつくるソーシャルビジネススクール

第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.5 大雄 義弘

アカデミーファイナルピッチ 全文掲載

1:20〜
大雄

大雄義弘です。よろしくお願い致します。

1:24〜

まずはじめに、なぜ私がこの事業を行うのか。それは、、祖父の存在があったからです。
私の祖父は、私たち兄弟が唯一の孫でした。
車の免許を持っていなかった祖父は、定年退職した後に、私たち孫と一緒に出かけるために、免許をとってくれるような、とても優しい人でした。
その祖父が、認知症を発症します。
学生だった私は、祖父の介護を両親に任せっきり。今思えば、祖父に与えてもらうばかりで、自分から何を祖父へ残せたのだろうと、後悔しています。
過去を変えることはできない。しかし、過去から今を変え、未来へ動き出せる。

2:04〜

今までやってきたことを活かし、今の私にできること、そして、私のルーツでもある、祖父との存在が繋がり、私のやるべきことがわかりました。
それは、超高齢社会におけるこの日本で、大きな社会課題である認知症問題に取り組むことです。

2:21〜

突然ですが、皆さんは、この数字は何の数字だと思いますか?
20代の平均年収とほぼ変わらないこの数字はインフォーマルケアコストと言い、認知症の要介護者1人あたりに、家族が無償で介護を行う、時間のコストを計算した額です。
また、施設に預けた場合の介護費用も、ほぼ同額の金額がかかり、認知症の家族を持つ人には、「時間とコスト」で、驚くほどの負担がかかってきます。

2:48〜

さらに、皆さんご存知のように、日本は世界に類を見ない速さで、超高齢社会を突き進んでいます。
認知症の数は年々増え続け、2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると予想されています。
人類は認知症との戦いに、大きなエネルギーを割いています。私も含め、誰にでもやってくる可能性がある、この重大な社会課題に挑んでいきます。

3:15〜

では、なぜ認知症が増えているのか。高齢化以外に大きく3つの原因をあげます。

まず1つ目は、情報を知らないことです。
そもそも皆さんは、認知症は治らない病気?と思っている方も多いと思います。
しかし、2014年に発表された論文には、今まで治療するのが難しいと言われていた、アルツハイマー病の方の9割が、症状が回復したと発表されています。
アルツハイマー病は、認知症の原因の中でも、約7割を占める病気です。

3:40〜

2つ目は、自己管理ができないということです。
それはどういうことか。まずは、アルツハイマー病で脳がどう変化するのかを説明します。
アルツハイマー病では、神経にタンパク質が溜まっていってしまいます。
そのため、神経が死滅し、脳が萎縮していくという病気です。
タンパク質が溜まる要因については、36個あり、運動、食事、睡眠といった、生活習慣の乱れにより生じます。
しかし、こちらをご覧ください。
36個の要因に対する対処方法などをまとめた一部です。多すぎて文字が小さくなって見えません。
認知症を改善するには、血液データの結果から個人に合わせて、生活習慣を見直していく必要があります。
しかし、これらを個人で行うには、複雑すぎて無理があり、何を行えば良いのかわかりません。

4:28〜

最後の原因は、認知症の生活習慣改善に対する、専門的なサポートがないことです。
専門的な機関として浮かぶのが、病院です。
しかし、生活習慣指導で得られる保険点数は、月に1回しか算定することができず、半年間のみとなります。
そのため、積極的に介入するところが少ない現状があります。

これらの原因から言えることは、今の日本には、「一緒に認知症を治しましょう」と共に戦い、専門的に寄り添う存在を作る必要があるのです。

4:47〜

そこで、これらの問題を解決する方法として、認知症に特化したフィットネスを行います。

まずサービス内容としては、訪問スタイルで行い、ご自宅の環境の中で行っていきます。
なぜ訪問型で行うのか。その理由は3つあります。
1つ目が店舗を構えないことで固定費が削減でき、価格を低く設定できること。
2つ目が、ジムに通うのが億劫であっても、こちらから向かうので、通う負担がありません。
最後の3つ目は、本人以外に家族とコミュニケーションがとれることです。本人では伝えにくいことなど、日常生活での些細な情報を聞き取り、より寄り添ったサポートを行います。

それでは、運動内容の動画をご覧ください。

5:42〜

まずは、呼吸法を使い、脳と心のリラクゼーションを行います。手のひらや、足の裏への刺激により、脳を活性化させます。
ビジョントレーニングという、視覚のトレーニングで脳へ刺激を与え、平衡感覚を向上させます。
フィジカルトレーニングではピラティスを用いて、全身の筋膜を意識しながら鍛えていきます。
足踏みをしながら計算問題などを行い、あえて脳を混乱させ、脳トレーニングを行います。
最後はストレッチでリラクゼーションを行い、1時間程度でトレーニングを終了します。

栄養面では食事を写真で投稿していただき、チャットでサポートします。
連絡が繋がらない場合は、家族に連絡をし、緊急時には、地域の医療機関に、こちらから連絡を行い、見守り機能も備えます。

6:30〜

次にターゲティングです。
認知症と診断され、症状が軽度で、介護サービスを受けていない、認知症全体の3割を占める方から中心に介入を行い、
その後、正常と認知症の間のグレーゾーンの方を含めた65歳以上の18%の方を対象とします。この方々は全国に557万人存在しています。

ポジショニングでは、脳に特化したジムは少なく、訪問型のジムは存在しません。また、運動スペースは畳2畳分のスペースがあれば、どこでも行うことが可能です。

7:00〜

マーケットです。
国内シニア層の、フィットネス市場が1200億円。
そこから18%の、215億円を想定しており、市場規模全体の、5%のシェアを目指します。

7:15〜

事業展開です。
まず、1年間で30人を対象に介入を行い、訪問型のノウハウを構築、ブレインケアトレーナーとして、1人で、トレーニング指導や食事面のアドバイスなどが行えるマニュアルを作成します。その後、福岡市内でトレーナーを10名育成し、年間で200人のケアを目指します。

第2フェーズでは、先ほどの10名の中から5名を、トレーナーを指導するメンタートレーナーへと育成し、事業エリアを拡大。福岡県内で1000人のケアを目指します。
5年目以降に、全国展開をし、福岡以外の3都市を加えた4都市で4000人のケアをまずは目指し、その後に全国各地に広げていきます。

7:53〜

最後にソーシャルインパクトです。
ソーシャルインパクトは、症状が改善した人数で、介入した方の7割で、症状が改善することを目標に、スタートから3年間で、500人を目指します。これにより、冒頭でお伝えした家族が行う介護負担や、施設費用を削減できると計算すると、3年間で、19億円削減できることになります。

最後に私たちが目指す未来像は、認知症をなくすこと。
その実現のためには早期発見を促すために、センシング企業などと連携して早期治療することが鍵になります。

しかし、私たちは早期発見ツールなどにはド素人です。
皆さんと共に協力し、認知症をなくしたい。
そのために、ぜひ、お力をお貸しください!
ブレインケアです。よろしくお願いいたします。

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