第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.1 藤田純 | ボーダレスアカデミー | 社会起業のためのソーシャルビジネススクール
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第2期ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.1 藤田純

アカデミーファイナルピッチ 全文掲載

1:10〜
藤田

報酬保証のワークプラットフォーム
デバホーダイラボです、宜しくお願い致します。

1:39〜

皆さん、男性の方も想像して頂きたい。
もし、自分が13歳で結婚して、いや、させられて。
14歳で出産していたら、どんな人生になっていたと思いますか?

それは66%の確率で難産による後遺症を伴い、結婚生活の70%が暴力の日々。
そしてもう夢を叶えることはもちろん、描くことさえできません。
そんなことが今、世界では毎年1,200万人の女の子に起きています。

2:12〜

私はその現実に5年前、いつもの通勤電車の中で出会いました。
この広告、一度は見たことのある方、多いのではないでしょうか?
生まれた場所や性別が違うだけで、こんなにも違う人生になるのか?と、ひどく心が痛みました。
しかし、私は何も行動しなかった。
今の自分にどうにかできる問題ではない。そんな言い訳を自分にして。
忙しい日々に身を任せ、その問題から目を背けたのです。
それから5年の月日が流れ、私はいま、こうしてここに立っています。
今もまだ力不足かもしれません、でも挑戦することは今からでも出来るってことを、このアカデミーを通して気づくことが出来たのです。

3:00〜

私はすぐさま、その問題が起こっている国の一つ、バングラディッシュを訪れました。
首都ダッカから車で4時間、北に進むと、リシバラ村と言う最も貧しい村で、結婚する直前のアシアちゃん、そしてその家族と話すことが出来ました。
その両親に、『なぜ、結婚させるのですか?』と聞くと、『娘を育てていくだけの収入が無い』、『結婚させれば娘も家族も食べていける、そうするしかないんだ』と、想いの内を話してくれました。
彼らには安定した収入源は無く、日々自分達が生きていくことさえ困難なのです。
その土地には作物を育てる農地も無ければ、何かを加工する技術もない。
出稼ぎに行くにも首都までは片道4時間。車もありません。
ここで一体なんの仕事が出来るのだろうか?
私は半年間考え続けました。

3:54〜

物流や移動、土地を必要としない仕事はあるのか?
その答えを私はインターネットの中に見つけ出しました。インターネットを通じて届けられる仕事をがあることを。
それはデバッグと言う仕事です。
デバッグとは何か?それは簡単に言うと『ゲームやアプリに問題が無いかチェックする仕事』です。
こちらをご覧ください。
このようにユーザーがPlayする前にデバッカーが問題を発見し報告します。

4:29〜

基本的にはプログラマーやデバッグリーダーが、
このように操作してみて欲しい、ここをチェックして欲しいという指示書を作成します。
その指示を受けたメンバーが調査をし、その結果をレポーティングします。
実はこの仕事、難しそうに見えて特別なスキル必要なく『未経験』でも出来る仕事なのです。
WEB上にも未経験歓迎の求人が多数存在します。
でも日本語が必要なんじゃないの?
いや、そんなことはありません。

4:55〜

「何人かのデバッグを統括する人に質問したところ、リーダーがバイリンガルであれば可能である。」という回答を全員からもらいました。
そしてプログラマーたちは困っています。
実はそのデバッグという仕事、アウトソースしているプログラマーは約1%、ほとんどの人が自分でやってしまった方が早い、という理由でその作業を自分で抱えています。
しかし、その結果、生産性が低下し、業務過多、そしてうつ病など、様々な問題につながっています。
それなのになぜ、自分で抱えてしまうのでしょうか?

5:25〜

それは、採用するまで待っていられないからです。
そして、未経験OKとは言え、伝達コストを考えると毎回新人じゃ困るのです。
採用するにはどんなに早くても1週間、そして必ずしも採用できるわけではありません。
じゃあ、都度募集という概念を排除して、いつでも好きな時にリーズナブルにオーダーが出来たらいいのに。
それを可能とするのがこの会員制デバックLAB、デバホーダイです。

5:51〜

ビジネスモデルです。
まず、現地にネット環境が整ったLABを設置致します。クライアントに会員になってもらい年会費を頂きます。その会員の数だけメンバーを雇用し、あとは、クライアントの好きなタイミングでデバッグリーダーを通してオーダー出来る仕組みです。
採用するメンバーは、まずはシングルマザーや旦那さんが働くことが難しいご家庭を対象に行って行きます。
そして今回の事業のキーポイントはこの報酬保証制度、クライアントからオーダーがあっても無くても報酬を保証します。
報酬を保証されることで彼女たちは安心して、出勤することができ、クライアントがいつでも好きな時にオーダー出来る仕組みにつながります。

6:29〜

彼女らの収入は現在、月250円あるときもあれば、無い時もあると話していました。
安定した生活を送るためには月8,000円が必要です。それを毎月保証するのです。保証する金額を年会費に合わせます。
すると年会費は10万円。これってクライアントからすると高いのか安いのか?
答えはめっちゃ安いです。1年で10日、デバッグをオーダーする予定があれば簡単に元を取れる計算です。
10日を超える分に関しては、利用した分だけ料金を頂きます。そしてこの分が事業利益となり、1人当たりの年間最大売上は160万円、想定利用率は55%を目標としております。

7:10〜

デバホーダイラボは、契約の内容によっては1人、2人と常にスタンバイしてくれているわけですが、常にオーダーがMAXであることを想定していないので、オーダーが入っていない人たちは、他の案件を手伝うことが出来ます。
そうすることで、手数が増え、より高いスピードと探求力を提供することが出来ます。
また、空いている時間は、教育に投資することができ、より高度なテスト技術、日本語の育成をすることで、LABのクオリティーを急速に上げていくことが可能です。

7:39〜

このデバッグの市場は約5兆円あると言われています。
市場シェア26%を取ることでバングラディシュ含むすべての国の貧困による児童婚問題を解決することができます。
まず、3年で売上10億を目指し、バングラディッシュの1,100世帯の児童婚を解消しに行きます。

7:58〜

そしてスタートはこの村。
なぜなら私は、彼女たちに約束したから。
仕事を持って、必ず戻るって。
ご清聴ありがとうございました。

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