"心が躍る"事業の見つけ方 | JAPANソーシャルビジネスサミット セッション2 | ボーダレスアカデミー | 社会起業のためのソーシャルビジネススクール
お知らせ お知らせ

お知らせ

ボーダレスアカデミーの最新情報をお届けします

“心が躍る”事業の見つけ方 | JAPANソーシャルビジネスサミット セッション2

JAPANソーシャルビジネスサミット セッション2 全文掲載

0:56〜
1:58〜
春山


はい、よろしくお願いします。では、みなさんお座りください。
ソーシャルビジネス関連のイベントで、これだけの人が集まって、こういう会が催せることそのものが一つの奇跡だと思っています。僕らも全力でお話したいと思ってます。どうぞよろしくお願いします。

質問の時間も取りたいと思うので、皆さんの方でもいろいろ考えながら話を聞いてもらえれば。この5人が一緒に登壇する機会は、こういうソーシャルビジネス背景じゃないとありえないかもしれません。そういう意味でも貴重だと思っています。

お題は”心が躍る事業の見つけ方”です。テーマ自体をもう少し噛み砕いたほうがいいかなと思っています。
みなさんがこのイベントに参加されている理由って、ソーシャルビジネスに興味があるとか、事業をつくりたいって方が大半だと思います。

このテーマをいただいたときにパッと思い浮かんだのが、今、ザ・クロマニヨンズをやってる甲本ヒロトさんの話です。彼が「音楽を真似するときっていうのは、曲調を真似するんじゃなくって、その曲を書いた”心の衝動”を真似するんだ」という趣旨のことを話していました。ここに登壇している5人が、なんでこの事業をやろうと思ったか。その心の衝動みたいなものが皆さんに少しでも伝わるといいなと思っています。

僕は事業を作るって、一種の狂気に近いと思っています。狂気に似た純粋さというか、内に秘める凶暴性というか執念みたいなものがないと事業そのものを継続できませんし、社会にインパクトを与える事業って、なかなか作れないと思っています。

食べる通信とポケットマルシェをやってる高橋さんなんですけど、僕が高橋さんと出会ったのは5年ぐらい前ですかね?

4:30〜
高橋

多分。

4:30〜
春山

2014年の同じ時期にグッドデザイン賞をとったのがご縁でした。「食べる通信」の事業に非常に感銘を受けて、高橋さんの情報を得ようといろいろ検索していたら、高橋さんがTEDで講演している動画を見つけました。

食と登山。事業領域はちがうけれど、自分と同じ志で戦ってる人がここにいると思って、動画を見ながら、涙が止まりませんでした。
熱狂とか純粋な狂気っていう意味では高橋さんが、なぜ食べる通信やポケットマルシェをやろうと思ったか、紹介していただいてもよろしいですか。

5:40〜
高橋

はい。3・11ですね。僕は岩手県の花巻っていうとこですけど、3・11が8年前にあって、なんかこう終わりなき日常というか毎日を淡々と繰り返していく、こう、明日も来んのが当たり前だみたいな、それが幻想だったってことを被災地に行って知り、人生には〆切があるし、その〆切がいつやってくるわかんねえんだなと。
まあ、当たり前のことなんですけど、それで自分もいつどうなるかわかんないって思った時に、当時僕は地方で議員やってたんですが、僕は知事選に出るといって、みんなに無茶だなんだって言われながらも挑戦したんですよ。
37歳でしたけれども、その時はもう救済の時代から幸福の時代にやっぱり突入したので、やっぱりその先頭に岩手県が立ちたいっていう思いがありました。
で、案の定、大敗をしてですね、世が世であれば、主に身引いて負けたわけだから打首になるわけですけど、まあこういう時代ですから首の皮一枚繋がったんで、まあ拾った命だと思ってですね、生きようってことで、政治は引退して、飽きてしまったんで、同じことですね、言ってたことをもっと生産者に近いところで事業としてやってみたいなという気持ちになり岩手県っていうのは基幹産業が農漁業で、それで飯食えないってことでみんな東京へ出ていくので、なんとかしたいなっていう想いがあったので、たまたま都会から来ているボランティアの人達が食べ物の裏側初めて覗いてですね、その圧倒的なリアルの世界にみんな心揺さぶられて驚いていて、結果として食べ物の価値が上がってたので、やっぱ自然っていうのは僕ら離れてないように過ごしてますけど、未だに圧倒的な自然がここにあるっていうのを突きつけたのがやっぱ3・11でそれっていうのは地方だけが疲弊しているわけじゃなくて都会もですね、ある意味で生きづらさを増している、ある意味近代社会に被災して心の復興っていうのを被災地でしているのを見てですね、なんかこう生産と消費が繋がってお互いの強みでお互いの弱みを補いあえる関係っていうのをこの際つくっていきたいなっていうので食べる通信をやって、ポケットマルシェに今至っているわけですね。

7:56〜
春山

ありがとうございます。では、ファクトリエの山田さん。僕はファクトリエの山田さんにも、純粋な狂気があるように感じています。ファクトリエという事業をなぜやろうと思ったのか、紹介していただいてもよろしいですか。

8:20〜
ファクトリエ山田


はい、そうですね、今いる僕らって純粋でありながら子どもみたいな無邪気さや不器用さがあると思っています。
なぜ僕やっているかというと、熊本の創業百年の老舗洋品店で生まれ、店の上に家があったんで、いつも店番しなきゃっていう環境で育ちました。
そして二十歳の時にフランスに留学して、グッチ・パリ店で働いた時に「エルメス、グッチ、ルイ・ヴィトンなど、あらゆるブランドがものづくりから生まれているのに、何で日本はものづくりっていうのを大切にしないんだ」って言われて、日本のものづくりを世界ブランドにしたい、別にファクトリエというものがメジャーにしたいわけではなくって、作り手の想いで買うという思想がメジャーな考えになればいいなと思って始めました。
また、大切なのは、サラリーマンになるとか、起業するとか、結局、手段でしかないんですよね。なので、世の中になければ自分でするしかなかったっていうのが本音だと思います。
だから最初から起業したくて起業したというよりは、仕方なく起業した一人です。

10:15〜
春山

ありがとうございます。
この四人の中で、起業したくて起業したという方って、どれくらいいますか。見たところみんな起業欲はなさそうな感じで、今、山田さんがおっしゃったように、なかったので自分で事業を作って、あとから起業家って言われるようになったのかなっていう印象があります。
小野さん、坂ノ途中の事業にある純粋な狂気の部分って、どういったところでしょうか。

10:50〜
小野

そうですね、まずその前にこのタイトルになっている”心が躍る事業の見つけ方”なんですけど僕別に心躍ってないんですよね(笑)。
だいたい、また今日も仕事がいっぱいあるくらいの感じで思ってます。だから、起業してる人ってすごい前向きに毎日を楽しんで充実して過ごしてますっていう今イメージがおありだとしたら、そうじゃない人も結構いるよっていうのを、、、(笑)

それと創業動機ってちょっと近いような気がしてて、あの僕一応テーマが環境への負担が小さい農業を広げるっていうのなんですね。で、なんでそんなことをテーマにして起業したかみたいなのは、外向けの話はググってもらったらですね色々出てくるわけですけど、なんか、ベースがやっぱすごく暗くって、自分自身が、なんでこんな人間って罪深いんやろって思うわけですよね。
なんかもう、ほんまに生きてるだけですごい迷惑かけるよなってそう思ってる自分が生きててもいいと思えるためには、ある程度いいことせなしょうがなくて、まあ環境に負担をかけながらしか生きられない人間なんで、せめてちょっと負担を減らすような努力をしている間は、生きててもいいかなって感じでやっております。

12:13〜
春山

ありがとうございます。
率直なご意見、ありがとうございます。経営者の現実は暗いので(笑)
では里山エクスペリエンスの山田さん、里山エクスペリエンスの事業の種と、起業に関するご自身の純粋性、狂気みたいな部分ってどう思いますか。

12:38〜
山田

そうですね、教科書通りこんなの言わなきゃいけないっていうのあんまなくてですね。
どっちかっていうと自分、自己中心なので、あんまりみなさんの参考にならないかなと思うんですが、まずはあれですね、僕はクールな田舎をプロデュースするということを掲げて十二年前かな?会社を作ったんですが、移住したんですね、飛騨に。
飛騨は僕ルーツは何もないところなんですけど、それはなんでかっていうと一番、長すぎるので割愛しますけど、まず僕は9・11が一つのきっかけになっていて、アメリカの会社に勤めて、僕はそこにいなかったですけど、会社はWTCに入ってました。
それがきっかけで世界の田舎を見に行ったんですよね。二年くらい。田舎イイな、でも日本の田舎のほうがいいなってなって、田舎でスローライフしたいっていうのが僕が飛騨に行った一番のきっかけなんで、里山ツアーサイクリングというビジネスをしようと思って行ったわけではなかったですね。ただ行って、やればいいけどやってない事が沢山ありまして、アフリカの田舎では世界中の人達が喜んで楽しんでるけど、日本の田舎は同じことできそうなのにやってない。
で、行きたい人は沢山いたんですね、アフリカの大地でドイツ人とかいろんな人と話して、日本人もいるし、やってないけど、地方いったら人がどんどんいなくなるじゃないですか。
小学校が統合されるとか。こんなん聞いてやればいいけどやる人いないから、しゃあないからやるかなくらいで、なので、可能性はあるけどやってない、やってみればいい。

であとは、さっき1番最初の田口さんの話、恩送りの話があるじゃないですか、そこは僕もなんかありますね。なんかこんなに日本人の上げ底に気づかされたのはアフリカいったときだったんですけど、日本人でいるっていうさっきね、鮄川さんがおっしゃってましたかね、日本からでると、日本人で生まれたことがものすごいアドバンテージになってるけど、日本にいるとあんま気づかないですね。そう考えたら、なんかいっぱい先人からもらってるけど、自分何もしていないみたいな。なんか人ってもらっててもらったまま死んでいくのはなんかちょっと後ろめたいというか。だからちょっとやっとこうかなみたいな。そんな感じで始めました。
ほんとに世界中から来られるし、魅力的なはずなんです。ただ魅力的なことをやる人が少ない。みんななんでやらないのかなと思いますね。僕今各地行って少しずつ増えてきてますけど、もう外国人が熱狂するはずなんです、日本に。と思います。

15:08〜
春山

ありがとうございます。
起業したきっかけについて、僕も話したほうがいいですよね。
僕はヤマップっていう事業をやってます。登山・アウトドアのアプリケーションをサービスにしてます。なんで登山・アウトドアをビジネスの土俵にしようと思ったかというと、3・11の経験が大きいです。特に原発事故の経験です。原発事故で今も故郷をなくしてる状態の時代に生きるなんて全く僕想像もしてなかったです。
で、あのちょっと表現難しいんですけど、原爆が落とされたこの初めての国日本で今度66年後、自分達のシステムで被爆したっていうのはなんかこう悲劇の喜劇のような気がして、まさかこう自分達がこういう経験をするっていう想像もしてなかったと。
3・11経験した時にそのボランティアに行くとか考えたんですけど、30過ぎたおじさんがボランティアにいってもしょうがないなと、やっぱりあの経験をビジネスにのせて、悲しい経験だったけれどもあの震災・事故があったからこういうビジネスが作れたんだっていうネガティブをポジティブに変えないと、なんか大人の責任としてダメなんじゃないかと思って、事業をやろうと思ったんです。

で、僕は日本社会の問題は体を使ってないことにあると思ったので、自然の中で体を動かすっていう登山とかアウトドアの経験を通して自分達がどういう風土に育まれているのか、環境を理解する。その自然体験の土台があって初めてコミュニティだとか地域をどうするとか環境問題どうするとかっていうことを真剣に考えられるんじゃないかと思っていて、その経験がないからみんな頭から上で議論ばっかりしていて、全然話がかみ合わないって思ったんですよね。
で、そのとき、べき論じゃ人間動かないって思ったので、楽しいとかワクワクするとかポジティブな回路で都市と自然を繋ぎたいって考えた時、登山・アウトドアってすごく可能性があるなって思って、2013年3月にヤマップというサービスをリリースしました。
ただ僕も全然起業したかったわけでもなくて、ましてやアプリウェブサービスもやってきたわけではないので、本当にがむしゃらにやってきたっていうのが、この6年です。

で、ちょっと皆さんにお聞きしたいのが、特徴的なのが地域がバラバラっていうのが皆さんの特徴だなと思ってて、小野さんは今どちらで本拠を。

18:19〜
小野

僕、本社は京都ですね。

18:22〜
春山

ファクトリエ山田さんは。

18:25~
ファクトリエ山田

熊本です。

18:27〜
春山

高橋さんは。

18:30〜
高橋

一応会社は東京ですけど、毎日どこか移動してます。
食べる通信は。花巻です。

18:37〜
山田

僕は飛騨に家と本社があり、まあでもいるのは1/3くらいですかね。
海外が一年で4回くらい行って、あとは日本の各地に行くのがそれ以外って感じですかね。

18:49〜
春山

1回目のセッションはグローバルがテーマだったので、このセッションではローカルや地域に視点を置いて話をできたらなと思います。

小野さんは今の事業に着眼した部分も含め、京都、つまり東京ではない地域というのは関係あったりするんですか。

19:18〜
小野

そうですね、僕、大学時代を京都で過ごして、環境負荷の小さい農業広げるみたいなのをテーマにしようと思って1回お金貯めようと思って東京で就職して、2年ちょっとで退職して京都に戻ったっていう感じなんですけど、問としては何で京都でやってんのってことでいいんですよね。

19:39〜
春山

そうです。

19:41〜
小野

あの、まあちょっと東京が苦手っていうか人が多いところしんどいなっていうか、思いがあるんですけど、京都って面白いんですよね、農業系の仕事をしようってなった時に、東京で起業するの難しいと思いました。
何でかというと生産者が遠いんですよ。もう物理的に会いに行くだけで。京都って40分くらい行ったらもう農村なんで、どうせやるからにはすごい現場の手触り感のあるサービスを作っていこうって思ってたんで、そうすると地方に戻るかって。かといって僕奈良出身なんですけど、奈良まで帰るとお客さんがあんまりいないんで、じゃあ間を取って京都にしようみたいな感じで始めました。

20:35〜
春山

ファクトリエ山田さんはいかがでしょう。

20:38〜
ファクトリエ山田

僕なんか逆になんでこんな東京に人が集まるんだろうって思うんですよ。
銀座にオフィスはありますけど。
みなさん人口に占める生活保護率って日本で一番高い地域ってみなさんどこだと思います?
23区内が一番高くて2.4%ですね。東京に次いで多いのが、福岡、北海道ですね。もちろんその次くらいに大阪がきます。熊本って九州で一番低いんですよね。
都市部って、豊かなようで豊かなのか_って僕すごく自分の中で問があって。これまではもしかしたら都市部で生活するってことが一つの当たり前だったり、憧れだったかもしれないですけど、いつまでも大都会が全てみたいなのはちょっと虚像なんじゃないかなって思ってます。

21:49〜
春山

ありがとうございます。
高橋さんいかがでしょう。

22:04〜
高橋


あのー僕田舎もんなんですよ。で一回、東京に憧れて、昭和49年だから高度経済成長が終わって翌年、団塊世代の最後ですので、親の価値観を学校でもなによりも染み込んで育ったので、田舎で育ったら人生終わると思って東京に出てきたんですよ。
で、やっぱ東京に出てきたときは東京が豊かなんだ、29で田舎に引っ込んだときはこれからは田舎が豊かなんだっていうふうに、なんかこう、二項対立で僕自身が議論してたんですけど、ぶっちゃけですね、どっちもやっぱいいところはあって、どっちも生きにくさがあるから、どっちか選ばなきゃいけないっていうのがなんかおかしくて、みんな都会の人がですね、かつて捨てたはずの田舎を振り返って懐かしんでるんですけど、じゃあリセットしていけるかっていうといけない。と、こう揺れてるので、だったら結論出さないで、もうその揺れ動きを出し合えるような生き方だったり、社会のあり方を考えるほうが早いと思って、都市と地方をかき混ぜるということを言い、僕自身それを、ライフスタイルを実行するために会社を立ち上げました。

23:13〜
春山

ありがとうございます。

23:15〜
山田

僕あれですね、自分の住む環境と仕事するって2つで考えた時に、住む環境は、人と一緒にいるのがあんまり好きじゃないので、田舎の方がいいかなって。
で、あとは田舎でも僕は結構自然が好きなので例えば外国人相手のツーリズムのサービスするって選択肢として僕は学生時代北海道のニセコに行ってたので、ニセコに戻れば多分超はやかったんすよ。
別にもう外国人来始めてたし、人の繋がりもあるし、でもあえて飛騨選んだのはやっぱジャパンでしょ。ジャパンとかトラディショナルとか日本っぽいっていうのがニセコにはまあなかなかないので、そう考えた時に日本人がずっと受け継いできた、比較的都会よりっていうので選びましたっていうのですかね。

あと、ビジネス面でいうと圧倒的に地方で外国人が求めているサービスをやっている人がいなくて、でも外国人の求める声みたいなのがあるので、ビジネスやるのに非常にやりやすいじゃないですか。競合があまりいないし、でもニーズはすごく感じてるみたいな。それで飛騨でやって、特に高山とか白川村とか結構すでに来てる人もいたし、中でも日本に来ている外国人のうち3000万人とか言ってますけど、大半80%くらいアジアの方なんですけど、比較的旅先で時間をかけて長居をして遊ぶ西洋の人たちが多いので、まあ、それならいいいかなって感じで。
で、僕らもう9割くらいが外国人でうち8割が西洋の方、欧米の方が多いですけど、まあなので、やりやすい。まあ、全部は満たせないですからね。
生活面では難しいところ多いと思いますけど、今もう僕1/3くらいしかいないし、そう考えたら一つの軸足を日本の田舎に置くっていうのは僕はすごく自分ではしっくりきてますけどね。
もちろん大変なことは沢山ありますけど。結果的に東京はくればいいし、海外も行けばいいし。

25:13〜
春山

ありがとうございます。
事業の見つけ方って、いろんな軸があると思うんですけど、地域の課題を解決するだとか地域文化に根差した上で事業をつくると、自ずとオリジナリティあふれる事業がになると思います。

今の日本社会の一つの不幸は、若い人達が地域の課題に接触する機会がないことだと思っています。都会は都会で課題はあると思うんですけども、都会の課題がすべてではない。なので、若い人達が地域に入って地域の課題を見つけてみるだとか、若者と地域が掛け合わされることで、オリジナリティのある事業はもっと立ち上がってくるのではと感じています。

そうやって立ち上がった事業は、いち地域の課題を解決するだけじゃなく、他の地域や世界の課題解決にも通用する事業にもなる可能性を秘めていると思ってます。なので、地域性にこだわってビジネスをするのは、これからますます大事になってくるんじゃないかと感じています。

という感じでモデレートしてきたんですが、みなさん、何か話したいことありますか(笑)。もっと砕けた感じで話せたらなと思うんですけど、話したい話題はありますか。

26:50〜
ファクトリエ山田

コミュニティについてとか、どうですか。

26:53〜
春山

いいですね。ここに登壇している5人の事業は、衣・食・観光・アウトドアとそれぞれちがいますが、ユーザーさんとの繋がり、コミュニティを大事にしているという点では共通していると思います。
里山エクスペリエンスの山田さんは、ユーザーさんとの繋がりをどのようjにつくっていますでしょうか。

27:27〜
山田


そうですね、なんか多分、食があって衣料があって、また食、僕はまあツーリズム、この対比からいうと一番楽だと思うんです。
コモディティで競合が沢山いらっしゃるじゃないですか。それこそ毎日食べるものと毎日着るものだし、特に僕らみたいな海外旅行なんて年に2回あるかないかじゃないですか。結構ぜいたく品なわけですよ。

そうなると、それに結構つっこんでくれるというかそれなりに準備をしたりとか、そのお金もそれなりにもってとかっていうことで、今日のソーシャルとかエシカルとかって話になると多分僕らの商材、ツーリズム、海外旅行っていう商材はそっちにいきやすいというか、それはもう日帰り旅行する人もいれば買い物して帰るだけの人もいるんですけど、でも、とはいえ多分ぜいたく品の一部に分類するかな。かつ、僕らのところに来られる西洋の方たちっていうのはそういう方々が多いですよ。

最近我々の業界ではサステナブルツーリズムの先にさらにレスポンシブルツーリズムとかっていう、ようは行く人が、ちゃんと旅先に貢献できるような旅をしなさいっていう。そういう人達って多分西洋の人達に多いんですよ。そういう人達が日本は今、日本は観光立国でいっぱい人来てるけど、そういうところにお金使いたいっていう人沢山いるけど、供給がないんですよ。僕らたまたまちょっと早めに供給しているだけで、ある意味他にもっと来ても別に僕らそんなに困らないから、だから全然ノウハウいろんなところに供給してたりするんですけど、まあだからそれくらい競合も少なくて需要過多、供給少ない、なので、且つさっきいったエシカルな考え方持ってらっしゃる方非常に多いんで、すごくなんて言うんですかね、クレームもほとんどないですから、僕ら多分通算でいうと万の桁でご利用いただいてますけど、多分10件いかないですもんね。クレームとか。価格交渉されたこともないですし、ちゃんと価値あるものをちゃんと提案していけば、ちゃんとファンにもなっていただける、応援もしてくださる。あんまりその人がリピ―ターで来るってことは少ないですけど、
来た場合必ずお土産持ってきてくれますからね。僕らはお客さんに、お客さんは僕らにお土産持ってきてくれるっていう顧客の関係性って非常に良好な関係を保っていると思いますね。

29:45〜
春山

エシカルだとかサスティナブルなツーリズムに興味のある人達が、どのように里山エクスペリエンスのサービスを探して、申し込みをされているんですか。

29:57〜
山田

そこまでエシカルだから里山エクスペリエンスまで入ってないと思ってるんですね。一応僕は意識してやってますけど、なんかまだそこの発信は足らなくて、それはこれからやってかなきゃいけないなってことなんですけど、ただ、例えば日本に1週間来る人、で1か所に連泊、3泊する人はそれなりに知識レベルだったり、知的好奇心が高いだとか、そういう人達って、そこに親和性はあると思うんですよ。
そうすると僕らも環境負荷とか地域の不可を考えて、一人の地域で8人までっていう概要を設けているのは自主ルールですみたいな話をすると、「だよね」といってくれるわけです。なのであとは、僕らがコミュニケーションの接点をどうやって作っているかという話は個人のお客様が多いですけど、意外と今うちの販売チャネル比率で言うと、今海外のエージェント経由が半分を超えているんですよ。
つまりその海外のエージェントさんというチャネルを通すことによってその向こうにいる周囲の範囲がある程度決まってくるんですよ。

ダイレクトでインターネットで直接色んな人が来ると思うんですけど、僕らそのビジネスパートナとして西洋のいろんな国にトラベルエージェントさんがいるので、そのエージェントさんの向こうにいるゲストの方々って結構同じような種類の人がいるので、比較的、なんでいうんですかね、分別あるというかですね、そういう方々が多いので、比較的良好な関係を保てるんじゃないかなとか思ったりします。

31:25〜
春山

ありがとうございます。では、ファクトリエの山田さん。

31:37〜
ファクトリエ山田

僕は、結論言いますね。やっぱり「n数=1」で自分なんですよね。
あっち側で今日聞いてて、アフリカローズさんもそうですし、さっきの小野さんも東南アジアとかでコーヒーをフェアトレードやってるとか、僕全く海外について何もやってないんですよ。ただ、自分が好きな洋服作って売ってるっていう。よく、市場調査で、n数=100とかよく言うじゃないですか。
僕の場合、「n数=1=僕」なんですよ。僕が好きなことをやってるなんで、だからなんかなのでそういうのが好きな人が集まる。ペルソナなんか作ったことないですし、もうなんでしょうね、インディーズのバンドがいたとして、ライブハウスにそれを聞きにくる。
それが僕らが毎月開催している、工場ツアーが1日で毎回定員オーバーになるっていうのはそういうことだったりするのかなと。

32:41〜
春山

ファクトリエのファンの方って山田さんのファンでもあると思うんですけど、いかがですか。

32:47〜
ファクトリエ山田

僕というか作り手ですよね。でも、入り口はいろいろですよ。
デザインだったり機能性だったり、最初から工場愛が強い人っていうよりは、順番だと思うんです。
でも3回目、4回目、5回目になるにはそういう作り手の思いで買っていただきたい。そのようなコアな部分を、工場ツアーだったり何かしらを熱量で伝えないと、僕自身がきっと熱狂ファンにならないだろうなと思っているので。
ちなみに、僕は小野さんとこの野菜買ってるんで、工場ツアーやったほうがいいっていう話をしたんですよ。今この場でね。

33:33〜
春山

ありがとうございます。では小野さん。

33:37〜
小野


えっと、お客さんとのコミュニケーションでうちが特異じゃないかと思うのは、変わってるってことですね、変じゃないかと思うのは、ブレを許容してもらうコミュニケーションをしてるってことです。
まあ、もっと根本的に言うと、人間って何食べてるかというと生き物食べてるんですよね。
あの、ちょっとそれを考えません?みたいなこと言ってて、別にその頭でっかちな話じゃなくって、いや、例えばこの時期ってね、スーパーで大根買ってきて、切ったら中に鬆(す)が入ってることがあるんですよ。鬆って分かります?
骨粗鬆症の鬆。
スカスカっていう字書くんですけど、中が空洞になってたり、スポンジ状になってたりするんですよ。で、今のお客さんって、切って鬆がはいってたら、
「なんやあのスーパー」ってぷんぷんってなるんですけど、なんで大根に鬆がはいるかっていうと、この時期に鬆が入るっていうのは、秋口だと肥料設計ずれてるとかってあるんですけど、今の時期に鬆が入るっていうのは大根としてはとても自然なことで、彼らは何してるかっていうと、冬場耐えたい、冬どうにか寒さを乗り過ごして、乗り越えて春になって虫が増えてきたタイミングで花咲かせて、虫に花粉届けてもらって受粉したいなって思ってるんですよね。で、その冬を乗り越えるための貯金箱があのみんな食べてる大根の部分なんで春になってくると貯金箱のお金使って花つける努力するの当たり前じゃないですか。
だから中スカスカになってくるんですよ。
だからお客さんはこの時期大根切っててスカスカになってたらぷんぷんってなるんじゃなくて、「あぁ、春が来たのね」って言うべきなんですよね(笑)
そっちの方がだって生きてて絶対楽しいですよ。おんなじ現象と出会ったときに。例えば今のは大根の例ですけど、同じような話がほうれん草でもなんでもあるんですよ。
そのブレを許してね、別にまずくても許してねとは言わないですよ。スカスカになってたらおいしくないんで、言ってくれたら交換はするんですけど、その時に怒って交換しろっていうのは違うよと。
「春が来てたから変えて」言ってくれたら全然「春きましたね」見たいいな感じで(笑)あの交換するというコミュニケーションをしてて、これめっちゃ大事で、これが普通の流通の会社できてないからの大量廃棄とか起きるんですよね。

ここに1万本の大根が埋まってます。そこに鬆が0.3%の確率ですが入ってるかもしれませんってなると、下手したら出荷停止になりますからね。めちゃめちゃ非効率というかナンセンスなことが起きているので、それは根本的には人間が生き物を食べていて、生き物はブレがあるということを忘れているからだと思っています。
で、野菜のブレを許せるようになったら、次人間のブレを許せるようになるんじゃないかと思ってるんですよ、僕。人間を許容するっていうのは難しいから、まず野菜のブレを許すのでトレーニングして、優しい人になったら、次は周りの人のブレとかもゆるせたらいいなぁ
みたいな感じで思ってて。ちょっと終りの方これ僕マイク落とされるかもしれないから僕ちょっとだけ宣伝させてもらうと、そんなわけであのうちはブレのある人を採用するっていうのをしてて、ずーっと全速力で走らなあかんのってしんどいじゃないですか。
だからまあたまには活躍してほしんですけど、なんかもったりしてても今はちょっとだれてるんかなみたいな感じで(笑)結構許容度の高い会社で、今年結構大幅に採用しようと思ってますので、もしくは人生に迷っててですね、京都にいってみてもいいって方がいらっしゃったら、ぜひうちのサイトを見て頂けたらと思います。ありがとうございます。

37:11〜
春山

みなさん、坂ノ途中にぜひ応募してください(笑)。
ユーザーさんとの距離感って、すごい大事ですよね。説明できる関係性があるだけで、サービスへの理解度も違ってくると思います。特に食の分野は、関係性がないと工業製品と同じに扱われてしまいがちですよね。

37:28〜
小野

そうですね、ほんでやっぱりそのコミュニケーションを流通の会社が忘れてしまうってことがすごいもったいないと思ってて、お客様は神様だからって持ち上げた結果、生産サイドがすごいしんどいみたいになっるので、そこはちょっと違うアプローチしていきたいと思ってます。

37:47〜
春山

ありがとうございます。
今の話しで高橋さん、コミュニティについてご意見をいただければ。

37:54〜
高橋

いや、もう、そうそう、そうそうって聞くしかないっていう(笑)
小野さんとこでやってることを僕らプラットフォームなんで、お客さんと生産者がやってんですけど、やっぱりコントロールできないので、基本お任せなんですよね。だから小野さんがやってるような、このズレを許容するようなコミュニケーションをこれだ、いいなと思ってたり、あるいはぶつかってトラブったりとかいろいろやって、ごにょごにょごにょごにょ。

基本小野さんが言ってるのはそれは共感で、それが今の社会から抜け落ちてる、今日田口さんが幸福っていうのは非効率の中にあったんじゃないのかっていうやっぱ僕もそれを取り戻しにかかってるし、その時難しいのはコミュニティって、最初から言うのはおしつけがましいというか結果としてできるのがコミュニティなので、あんまり最初からこれがコミュニティだとかいうとみんなうっとおしくなってしまうので、あのやっぱ好きな事が共通してる人がなんかこうぐるっと集まってる状態がコミュニティでしょうし、これからはこう人間って多面的なので、複数のコミュニティに所属していて出入りも可能みたいなそういう状況の中の一つに僕は「食」っていうのが入り込むべきだと思ってます。

39:11〜
春山

ありがとうございます。
では最後に会場からご質問を受けたいと思います。
ご質問ある方いらっしゃいますでしょうか。では前から2番目の方よろしくお願いします。

39:32〜
質問者

座ったまま失礼します。お話しありがとうございました。
今経済産業省から事業受託をして介護離職とか産休育休を機に物理的に働きたくても働けないという女性に働き方の選択肢を作るということをしています。
よろしくお願いします。質問はですね、ソーシャルビジネスだからこその難しさみたいなところになるのかなと思うんですが、田口さんの言葉をお借りすると非効率さを含んだ経済システムというのが社会課題を解決していくヒントになるんじゃないかと個人的には思っているんですが、まだまだ社会で言うと投資家さんだったりとか企業経営者だったりとか、そこに共感を持てる人ばかりでないなという風に感じる中で、今事業を展開している中で感じるステークホルダーからの理解を得られなくての難しさとか、それをどういう風に乗り越えていったかとかそこらへんの具体的なお話しあればお伺いしたいなと思っています。

40:35〜
春山

ありがとうございます。誰に聞きたいですか?

40:39〜
質問者

こんな面白い事例があって、俺の狂気で突破したぜっていうのがもしある方いらっしゃいましたら。

40:48〜
春山

それだとファクトリエ山田さん(笑)

41:02〜
ファクトリエ山田

そうですね、僕自己資本でやってるんで、どちらかというともう銀行ですよね。
あの銀行とのやり取りっていうのがあるので、株によってもめたとかそういうことはないですと。
で、僕はただ、前に春山さんと飲んでたときに話したんですけど、僕は結構お金を集めるって、お金の価値って相対的に下がってると思ってます。
それは今までの株式からの資本主義というものが巡航長大だった時からすると、パソコン一台で仕事ができるという時代になったのでお金は必要ですけど、昔ほどのお金の価値はない。だから資本の意味は何かというと、人との繋がりだったり、だれかを紹介してくれるだったり、そういうことの方が僕は今資本主義の資本ってあり方って変わってきてるんじゃないかなと思ってます。
だから、逆にお金を集めるとすれば、自分を応援してくれる仲間になってくれるような人達からお金を集めて、逆に何も文句を言われない事が目的でもないですし、本当に自分の未来を一緒に描ける人達からお金を集める方が、なんかいいんじゃないかなと思ってます。

42:02〜
春山

ありがとうございます。他にご質問ある方。

42:13〜
質問者

東京校の白石と申します。
さきほど山田さんがファンを作るという風におっしゃっていたと思うんですけど、私が聞きたいのは、皆さんにとって最初のファンっていうのを誰にするかっていうのをサービスによって変わると思うんですけど、誰を最初のファンとして考えているのかと、どのように新しいファンを作っていくのかっていう、そのファーストプロモーションをしているのかっていうところをお聞きしたいです。

42:43〜
春山

食べる通信・ポケットマルシェの高橋さん。

42:49〜
高橋

えっと、あんま考えないでやってました(笑)
いや、というより自分こうだって言って、最初に良いなって言った人がフォロワーになって、そうなのかな多分、すみません、多分僕役に立たないので違う人に。今の質問に答えられる人に。

43:12〜
小野

あの、多分そもそもファンづくりって慣用句的には使うけど、ほんまにファンを作るって頭で思ってるとつくれないような気がします。
山田さんがその自分マーケティングじゃないですけど、僕らもやっぱり結局自分らの野菜のことめっちゃ好きなですよね。ほんで、うちでキッチン作ってひたすら野菜食べてるんですよ。
他の会社の人が見学に来た時に引くくらい(笑)あの、普段野菜食いまくってるからお土産としてもらうのはお肉の方が喜ばれます(笑)遊びに来られる方がいたら(笑)
で、こんだけ食っててもそのさっきのブレがある野菜を使ってるといまいちだなって思う時もあるんですよ。大雨の後って何食っても水っぽいんですけど、いろんな条件がかみ合ったときに、いまだに十年間野菜食い続けてももっと打ち震えるくらいうまいときってあるんですよ。で、その時になんていうか、どうしようもなく自分たちのサービスが好きになっちゃうっていうか。なんで、自分がそうやって打ち震えるものを作っていったら最初のお客さんっていうのは出てくるんちゃうかなって思います。

44:25〜
春山

ありがとうございます。
あっという間に、終了の時間になってしまいました。質問を二つしかお受けできなくて申し訳ありません。
最後に一言ずつ、会場のみなさんへメッセージをお願いします。では里山エクスペリエンスの山田さんからお願いします。

44:41〜
山田

今日ね、事業の見つけ方、心が躍るっていう、そこでいうと、まあ僕今僕は思うんですね、日本の観光って後進国だと思うんですよ。特にそのローカルとかソーシャルとかって話になったら圧倒的にそこ弱くて、例えば僕ら飛騨とかってすでに人口十万人くらいのとこに宿泊者数ベースで50万人とか60万人とか外国人の人が来ていて、海外に飛びでる一つのステップとか、もしくは新しいビジネスをやるにはすごいチャレンジのし甲斐のある現場場じゃないかな。でも日本は宝箱だと思いますよ。ほんと日本人が普通にある、僕らだって一番人気キャラカエルですからね。アマガエルがめちゃくちゃ写真撮られる。サイクリングの途中で。というくらい、いっぱいいろんなものがあるんですけど、使ってないっていうのは日本人だけで、地方創生してないのは地方の人達だけなので、そこに入ってくればもう逆に事業なんかいくらでも見つけられる。
まあ、そんなことを思うんで、ぜひやっていただきたいなと思いますし、そのステップとしてね、さっきの小野さんじゃないですけど飛騨に美ら地球という会社がありましてそこはもう絶賛人探してますから、そこをステップとしていただけると、ファーストアクションとしてはそれがいいかなと思います。以上です。

45:52〜
高橋

あの最近生命はアルゴリズムだと生命はデータ処理だと今生命科学の世界の常識になってるんですよね。で、僕はホモデンスとかいって不老不死になるとホモサピエンスは神になるって言い始めているんですよね。僕はそれは違和感があって、やっぱ生命自然をなめるなっていうのを僕自身すごく思ってます。
多分、日本の先人たちで、生命はアルゴリズムでないって明確にこうやっぱいろんな分野で先人たちが言っているので、僕はそれをですね、ビジネスの世界でしっかり体現をして西洋の社会に対してですね、示していきたいなと思いますし、やっぱ明日くるとは限らないですよ、みなさん。本当に。いつ締切来るか分からないので、環境整ったらやろうなんていってたらお迎えきますので、整う前にやりたかったらやったらいんです。僕はそう思います。

46:53〜
ファクトリエ山田

はい、僕は幸せになることをあきらめないといいますか、仕事っていうのは本当に私事(わたくしごと)のほうの私事だと思ってます。もちろんそれがフォロワーとしてやるっていうのも僕はありだと思いますし、自分で見つけて他にやってる会社がなければやればいいと思うんですね。だから毎日を自分が幸せになることから初めてもらえたらなと思います。ありがとうございました。

47:23〜
小野

僕さっき山田さんが僕の宣伝してくれたのに忘れてましたけど、ぼくファクトリエの靴履いてます(笑)
めっちゃいいですよ(笑)クッション性がしっかりあって足が痛くならないです。
で、色違いなんです(笑)黒と白2色展開してます(笑)
今日結構効率性重視の資本主義ってキーワードかなって、出てるなって思ってて、ほんで今一度確認したいんですけど、別に多分、効率性を排除しましょうって言ってるわけではないんだと思います。
ただなんだろうな、効率性の肥大化みたいなことが起きてて目的化しちゃってて、もともとって効率性、その効率性を手段に戻しましょうみたいな話だと思います。
効率性が暴走した結果人間性排除みたいなことが起きてしまった時代から、効率性ってやっぱり手段で、効率的に処理できるから例えばうちだったら新規就農した人の多様な農産物増えるよ。
つまりうちら社内はめっちゃITの会社なんですよ。しっかりITとして効率性を確保するから多様性を守れるよみたいな感じで、効率性を手段としてうまいこと使うことで多様性なりなんなりみんなが大事にしているものを大事にしていける時代を目指していこうかなという風に思っています。

48:47〜
春山

ありがとうございます。
社会起業家もそうですし、スタートアップの起業家もそうだと思っているんですけど、起業の楽しさって生き方と仕事が一緒というか等価になるっていうのが、僕は最大の楽しみであり、やりがいであり、良さだと思ってます。
やっぱりバランスが大事で自分の幸せと誰かの幸せを等価で考えるとか、自分のビジネスと環境負荷をどうバランスをとってビジネス展開していくかとか、バランスの整え方を自分でコントロールできる、身の丈に合ったビジネスができるっていうのが社会起業家、スタートアップの起業家の良さであり楽しさだと思います。
これがやりたい、これを事業化したいという強い想いがあるのであればぜひ皆さんも挑戦してみてください。
僕らも挑戦の途上です。お手伝いできることがあったらお声かけください。
本日はどうもありがとうございました。

受講・起業に関する質問に 事務局が
直接お答えします!

毎月の
情報配信

ボーダレスアカデミー公式LINE

ブログ
情報配信

公式LINEに登録する