ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.7 植月友美 | 社会起業家をつくるソーシャルビジネススクール

ボーダレスアカデミー ファイナルピッチ-出場者NO.7 植月友美

アカデミーファイナルピッチ 全文掲載

1:12〜
植月

みなさんこんにちは植月友美です。皆さんは好きなものはありますか?私はとにかく洋服が大好きです。
どれくらい好きか数字で表すと借金500万円してしまうほど大好きです。

1:28〜
植月

今から10年前になりますが、人生どん底でした。なんのために生きているんだろう。自分の好き勝手に消費してきたことに、本当に悔やみました。その反動で、自分のためじゃなくて誰かのためにそして大好きな服で、役にたちたいと思った瞬間信じられないことが、もっと後悔するようなことがありました。
それは大好きな服が、大地を枯らして作られていました。

1:57〜
植月

みなさんご存知かもしれませんが、これは綿畑の上から散布剤をまいている様子です。
いちばんショックだったのは、この影響で年間4万人の人が死んでいました。実は私、服飾の学校を出ていますが、このことを全く知らずに過ごしていました。
みなさんは大好きなものが知らないところで人を殺したり、大地を枯らしていたらどう思いますか。わたしは、人や地球に迷惑をかけながら、洋服を楽しむ社会なんかクソくらえと思っています。2度と自分の欲望で、大好きなものでそして人や地球に迷惑をかけたくない。と思ったので今回は私が解決したい問題は、服が引き起こしている環境問題を知らないことで無意識に大量消費、大量破壊を繰り返して加担してしまっている。この状況をなんとかしたいと思っています。

2:54〜
植月

周りの人20人にヒアリングをしたところ9割の人が、服が好きということに対して20人に1人しか裏側を知ることがありませんでした。ではなぜ私たちは知らないのか。身近に目の当たりにしないこと。あるいは、問題が露出していないこと。
本質は直接関わる機会がないから、結局意識が向かないんです。向かないから裏側を見ようとしないし、知る機会もまったくないんです。だとすれば、知る機会と関わる機会をつくればいいじゃん。

3:28〜
植月

しかし、ここでまた問題があります。こういう真面目でむずかしい問題ってみんなぶっちゃけ興味あまりないんです。
そこで私は知る機会と関わる機会を、みんなの大好きなもの。余暇やたのしみと結び付けちゃえばいいんじゃないか。大胆にも、消費者が生産者になっちゃえばいいんじゃないか、そのことをプロシューマーといいますが、その人たちが増えればですね、そうなれば、知らなかった人たちもレジャーで1から作る楽しさを知って、自分で作った服を手に入れて愛着が生まれて、作るうちに服の裏側を知らず知らずに知ることができ、意識が変わり、そして消費行動もかわる。こういう一連の流れができるんじゃないかと考えました。

4:17〜
植月

その観点で作ったビジネスプランが、畑で一から綿を育て服にするまでをレジャーパッケージにした、体験型農園コットンファーマーズビレッジを今日は提供したいと思います。農園の説明です。コットンファーマーズヴィレッジは、まず貸農園とDIY体験とイベントからなるレジャー施設です。
2つの大きなサービスがあります。1つは定期利用で月々2,000円で綿畑を借りることができて1から服をつくることができます。もう一つは一般利用で施設内にある様々なコンテンツを体験できて、生産工程の体験をすることができます。農園のイメージはこんな感じですね。農園のわきに広場と体験施設があるようになっています。

5:10〜
植月

メインターゲットは、自然に触れる機会がない都市住民を想定していまして子供に自然体験を与えたい親御さんや、新しい趣味を一緒に始めたい御夫婦、リフレッシュしたい社会人を想定しています。
ペルソナのイメージは、こちらA子さんという方なんですが、せっかく家族みんなが休みなのに行き先のアイデアが浮かばず、結局お出かけがいつも同じ場所になってしまう。
例えば公園とか、ショッピングモールとか結局マンネリ的になってしまう。しかし、本当は子どもの為になる体験をさせてあげたい。というA子さんです。
そしてまた自然に触れたいけど、思いつくのは夏のイベントばかりで、道具を使わない自然に触れる機会が欲しい思うんだけれども、同じ趣味を奥さんと共有したいんだけれどもなかなか見つからないB男さん。

6:06〜
植月

このA子さんとB男さんに対して、私たち農園は、新しい趣味や、新しいお出かけの選択肢として提供したいと考えています。
このターゲットに選べばれる理由が4つあります。まず選ばれる理由の1つ目は、種から服にする体験が非常にユニークな所になっていて、マンネリを抱えて、非日常を味わいたい人に選ばると思います。たとえば、定期利用モデルは毎月毎月違う工程を行いますので、種撒きから水やり草刈りをして収穫をして、紡いで染め体験まで一連の工程を自分で一貫して行います。現代人が味わったことないような、好奇心がオンするような初体験が目白押しになっています。

7:01〜
植月

10カ月後にTシャツが2枚完成します。写真は3枚ですけど、2枚です。こんな風に自分でオリジナルも作れます。
その他にも、仲間を見つける機会があり、収穫祭など、年間5回の利用者同士の交流会もあります。
そして定期利用を継続的に行いたい方の特典として、別のアイテムを作れる選択肢や限定ではありますが、うちの農園で育てた服を買うこともできます。

7:36〜
植月

それだけではありません。選ばれる理由の2つ目は、はじめてのお客様でも楽しめる場所になっています。定期会員でなくても単発のコンテンツが揃うことで、展示を見たり利きコットンをしたりお客様が楽しめるものにもなっています。
10種類のコンテンツがあるので、2回目や3回目という、再来園も可能です。ここでピクニックもおすすめです。

8:01〜
植月

ターゲットに選ばれる理由3つ目は、アクセスのしやすさです。
1時間圏内のお出かけのスポットになっていますので、思い立ったら行けますし、通いやすさも抜群です。

8:13〜
植月

そして最後は価格です。綿に特化したことで他の農園に比べて人材コスト、特殊な技術、そして栽培のコストに対する人件費が浮くほか、1番かかってしまう収穫の人件費を利用者にやっていただくため、圧倒的にリーズナブルに栽培が行えます。
特定のターゲットの利用者からもお褒めの声を頂いております。競合の差別化としては、都市部の貸農園さんとプロットを切るとリーズナブルな価格の他、栽培以外のコンテンツのバラエティーがあり独自性となっています。
都市部のDIY業界ともプロットを切ると価格の幅があるので、これも強みになっています。収益予測は、一拠点あたり売上は見積もると最低でも初年度3200万出していきます。

9:10〜
植月

そしてソーシャルインパクトは、1拠点あたりプロシューマ―の数180組、そしてビレッジ来場者数を15,000人を目指します。
拠点が広がれば広がるほどインパクトが出していけるので拠点を広げようと考えていますが、まず少なくとも5拠点首都圏に出してそのあと、政令指定都市の20拠点に広げて行きたいと思っています。
そのためには、将来的に耕作放棄地を活用して面積を拡大していきたいです。
そしてBtoBにも広げてSDGsの研修の場所ですとか、国産のブランドさんともお付き合いを広げてソーシャルインパクトを出していきたいです。
マーケットはレジャー市場シェア0.1%を5年以内に実現します。金額は25拠点ベースで8億円、38万人を動員します。

10:00〜
植月

最後に、自分たちで作ったものを自分で着る時代。100枚のうち1枚でも出来たらめちゃくちゃ面白くないですか?
私は服の地産地着で、誰にも迷惑をかけずに洋服を楽しめる社会を作っていきたいと思っています。
人や地球に迷惑をかけない社会と洋服を楽しめる社会の両立。これを人生かけてやりたいと思っています。
ご清聴ありがとうございました。

10:28〜
司会

植月さんありがとうございました。今日もとても素敵なお召し物ですけど、きっと環境に配慮したお洋服なんでしょうね。

10:35〜
植月

借金して買いました。

10:37〜
司会

借金500万円心配ですけども、とても素敵です。ありがとうございます。
では、審査員の方々にコメント頂きます。審査員アフリカローズ萩生田愛様お願い致します。

10:50〜
萩生田

はい。とても素晴らしいプレゼン有難うございました。今日ははじめての女性ということで、もうちょっと女性が増えたら嬉しいなと思いながら聞いていましたけれども、好きなことで、好きなことというのは1番の強みであると思いますから、自分の好きなものを貫いていらっしゃるというのは本当に素晴らしいことだなと思いました。
やはり体験をさせてしまう。どうやって社会問題に興味をもってもらうかというのが結構課題と感じられるポイントかもしれないんですけども、それを体験して楽しんでもらっちゃうっていうアイディアが素晴らしいなという風に思いました。
最近は第3の居場所、家庭と職場以外のよりどころを欲しい方なども増えていますし、そういう方にはフィットするようなビジネスモデルなのかなと思いましたのと、企業でのチームビルディングにもすごくいいコンテンツなんじゃないかなと思います。
1点もし私がユーザーとして、私もぜひ行きたいなと思ったときに、心配に感じることは、例えば私が洋服をコットンで作りたいと思ったときにデザインに例えば自信がないユーザーだったときに、どんなサポートがあるのかなというのがちょっと気になったので、教えて下さい。

12:14〜
植月

はい、まずこの10か月間のプログラムの間に毎月毎月収穫、手入れというか工程を必ずやっていただくということとプラスして、練習を踏んでいこうと思っています。なので5月くらいから種を撒くんですけれども、その中盤戦くらいから皆さんがどんなものをデザインしたいのかということを、オリエンテーションを兼ねながら徐々に徐々に、どんなTシャツを自分たちが作りたいんだろうということを重ねて行って、
あ、本当は私実はクリエイティブだったんだとかそういう引き出しっていうのを出しながら、引き出していくっていうのが一つと、あとは提携で、これちょっとまだ営業できてないから難しんですけど、こういった取り組みに共感頂いているアーティストの方にご協力頂いて、提携のデザインをそれも選択肢の中で選べるという風にしたらちょっとハードルが下がるんじゃないかと思っています。

13:22〜
萩生田

有難うございます。応援しています。がんばってください。

13:28〜
司会

続きまして、ファクトリエ山田敏夫様お願い致します。

13:33〜
山田

はい、素晴らしいプレゼンテーションありがとうございました。もうまさしく、素晴らしなと思いながら僕らも去年から実はやってます。
やっぱりこれアドバイスと共になんですが、やっぱり綿花を栽培する事業を僕らは山梨でやっているんですけど、オーガニックコットンを育てようとするとやっぱりそこそこ費用がかかって30ヘクタールで僕らは大体100万弱くらい使っているんですね。
それをまた紡績しようとすると、また100万くらいかかって、大体綿ってそれだけじゃTシャツならないんで紡績、梱包するじゃないですか。そうすると20%くらい入っているものでも1着あたり8000円~1万するっていう結構高額な値段になりますと。
で、僕らはそれを出口はどうするんだという話になったときに、月々2千円でやってもらうっていうので、結構僕は、そっちにはいかずに今銀座にお店もあるんですけど、銀座通り商店街と一緒に銀座コットンといって植えたりしてるんですね。
地域社会巻き込んでなのでもちろん出口をお客さんにするってありだと思うんですけど、さっきのチームビルディングのように使ってもらったり結構な量できるんですよ30ヘクタールで、100キロ200キロできるんでそう考えたときに、出口を本当にどうしておくのかというところまで設計しておくとよりいいんじゃないかなと思いました。頑張って下さい。

15:06〜
司会

ありがとうございました。植月さんありがとうございました。せっかくなのでちょっとこちらでくるっと回ってお召し物披露して頂けますか。

15:16〜
植月

一応絨毯と合わせて、黄色い絨毯に合わせて選んで頂きました。

15:17〜
司会

今一度盛大な拍手をお願い致します。ありがとうございました。

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