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「やりたいことが決まっていなくても、動きながら考えれば良い」大豆ミートブランド「SOYCLE」白坂大作さんが語る、社会起業5つのマインドセット

「社会のために何かしたい気持ちはある。でも、自分が何をしたいのかは、まだ分からない」
そんな状態からでも、起業への一歩を踏み出すことはできるのでしょうか。
ボーダレスアカデミー卒業生の白坂大作さんも、受講前は「社会課題に関わりたい」「いつか起業したい」という思いを持ちながら、具体的に何をしたいのかは決まっていなかったといいます。
アカデミーでは、当時考えていた事業を0から見直し、「自分にとって本当に心が動くものは何か」を考え続けました。
そして息子さんの病気をきっかけに環境課題と向き合い、大豆ミート「SOYCLE(ソイクル)」を立ち上げます。

そんな白坂さんが、アカデミーでの経験や、その後の起業家としての歩みを振り返る中で語ってくれたのが、「正解は自分で見つけていく」「自分の感性を信じる」「アクション×100」という、起業への向き合い方でした。
今回は、白坂さんの歩みから、「まだやりたいことが決まっていない」という状態からでも、どう一歩を踏み出せるのかを紐解きます。
(本記事は2026年7月 卒業生登壇座談会にて白坂さんがお話しされた内容をもとに、誰かのヒントになればと執筆しています)
「社会課題に関わりたい」でも、何をしたいかは決まっていなかった
学生時代はサッカーに打ち込み、新卒では全国展開するスポーツクラブに就職。その後、広告代理店で多くの経営者や事業に触れる中で、「お金儲け」や「とりあえず売れればいい」ということだけではなく、その事業が存在する意味や、本質的な価値が大切なのではないかと考えるようになったという白坂さん。
次第に、「自分もいつか起業したい」「社会課題や、人のためになることに取り組みたい」という思いが生まれていきました。
ただ、具体的に何をしたいのかは、まだ決まっていませんでした。
「自分がやりたいことは、決まっていなかったんですが、自分が今までやってきたことが活かせる 。そして社会課題、なにか人のために役に立つことが、自分に最終的にできたらいいな、と漠然と思っていました。」
そんな中で出会ったのが、ボーダレスアカデミーでした。

起業したいとは思っている。でも、どうやって事業をつくればいいのかは分からない。
「自分に本当に起業ができるのだろうか?」という不安もあり、
未知の世界へ一歩を踏み出す勇気が出ずに足が止まっていたそうです。
そんな白坂さんにとって、アカデミーは「知識やノウハウがなくても、事業を行う『強い大義』さえあれば前に進める」と確信めいたものを感じたとのこと。
「ソーシャルコンセプトがすべて」——自分がつくりたい社会を、0から考え直す
アカデミーに参加する前、白坂さんは「1人暮らしのシニアと、上京した地方の学生をマッチングさせるシェアハウス」の事業を構想していました。
知識やノウハウを学べることに加え、同じような思いを持つ仲間と出会えることにも魅力を感じ、受講を決めたといいます。
社会課題を解決する事業として方向性は見えていましたが、アカデミーで自らの課題に本気で向き合う同期たちの姿を見て、考えが変わったといいます。
「それぞれの課題に対して、心からこれを解決したいと思ってる人たちが来てるんだっていう感じがして、僕はそれをきっかけに、ソーシャルコンセプトを0から考え直しました。」
アカデミーで向き合ったのは、「何を売るか」「どうやって事業を成長させるか」だけではなく、
「どんな社会をつくりたいのか」という根っこの部分でした。
白坂さんによれば、これがアカデミーで最も苦労した点だったといいます。
「つくっていく中で、それっぽいモノを量産しちゃうんですよ。」
環境問題を解決する、貧困をなくす、地域を活性化する——社会にとって「良いこと」を掲げるだけなら、いくらでも言葉にできます。
でも「では、あなた自身はどんな社会をつくりたいのか」と問われると、自分の言葉になっていないことに気づく。
白坂さんはそんな葛藤を何度も繰り返したそうです。
座談会にて、白坂さんが挙げた「アカデミーを通して得たもの」の一つとして『正解は自分で見つけていく』という強い信念でした。
最初から正解を持っている必要はなく、むしろ自分は何に心を動かされるのかを問い続け、自分自身の答えを見つけていく。
振り返るとそのプロセスこそが、起業のスタートだったと。
「自分の感性を信じる」——答えは、最初から見えていたわけじゃない
白坂さんが環境課題に取り組むようになったきっかけは、アカデミー卒業後に経験した息子さんの病気でした。
1歳半だった息子さんに小児がんが見つかり、約1年間の闘病生活を送ります。

手術が成功し、血液検査でもがんの数値が一般の人と変わらない状態になったとき、
「この子が生きる未来に対して、自分にできることはないだろうか」と考えるようになったといいます。
そこで浮かび上がったのが、環境問題でした。

畜産と環境問題の関係を知り、大豆ミートと出会い、現在の「SOYCLE」へとつながっていきます。
ただし、白坂さんが最初から「大豆ミートをやろう」と決めていたわけではありません。
座談会で、起業してから大切にしていることとして、「自分の感性を信じる」ことを挙げていました。
「なんとなくこっちじゃないなとか、なんとなくこっちが好きだなとか、この人に話聞きたいなとか、そういう感性ってすごく合ってた。」
何が正解なのか分からないからこそ、自分が「なんとなく気になる」「もっと知りたい」と感じる方向へ進んでみる。
そうやって経験を重ねていくうちに、自分の心が動くものが少しずつ見えてきて、畜産と環境問題の関係、そして大豆ミートへとたどり着いたといいます。
「それっぽい」答えを頭で探すのではなく、自分の感性を信用し行動したからこそ見えてきた道だったのかもしれません。
「アクション×100」——考えながら、走り続ける
解決したいテーマ(環境問題や畜産)や「息子のために」という熱い想い自体は固まっていたものの、
「誰のどんな課題&その本質的原因」まで解像度を上げて 、ソーシャルコンセプトに落とし込むには、もう少し時間が必要でした。
「僕は、考えながら走ったっていう感じです」
事業化に向けて動きながら、自分が納得できるまでソーシャルコンセプトを書き直す。
その回数は半年間で10回以上にのぼったといいます。
考えて、動いて、また考える——
相談会で白坂さんが挙げていた起業への挑み方の一つが、この「アクション×100」でした。
「動いて、話聞いて、やってみてっていうのを繰り返してくうちに、どんどん道が開けて可能性が開ける」
完璧な答えを出してから動くのではなく、動いた先で得られた反応をもとに、また考える。
その繰り返しが自分なりの道をつくっていく、と白坂さんはいいます。
「続けていければ成功する」——ピボットは、前に進むためのプロセス
起業してからも、事業は予定通りには進まない 。
白坂さんが、アカデミーで学んだ言葉の中で今も大切にしているものとして挙げるのが、
「結局失敗っていうものはなくて、続けていく限り、その成功のプロセスでしかない」
という言葉です。
実際、白坂さん自身も事業を何度もピボットしてきました。
当初考えていた事業と現在の「SOYCLE」は同じものではありません。
それでも「事業の方向を変えたとしても、いい方向に近づいていってるなって考えを持てる」といいます。
一度決めたことを変えることは失敗ではなく、やってみたからこそ分かったことをもとに次の方向へ進む。
”正解を一度で当てるのではなく、続けながら正解に近づいていく”
それも白坂さんが起業を通して身につけた「挑み方」の一つです。
「IからWeへ」——一人で答えを出さなくていい
もう一つ印象的なのが、白坂さんが挙げた「IからWeへ」という言葉です。
アカデミーで出会った、同じように社会課題に向き合う同期や、メンターである社会起業家、講師の存在も大きかったといいます。

一人で考えていると、どうしても「自分には何ができるんだろう」と立ち止まってしまう。
けれど誰かに話してみることで、自分では気づかなかった問いが生まれたり、考えが深まったりすることがある。
自分一人ですべての答えを見つけなくてもいい、仲間と考え、相談し、時には方向を変えながら進んでいく
それもアカデミーで得た大きな財産だったと熱を持って語っていました。
同期やメンターとは、今も連絡を取り続けていると言います。

「人生は3ヶ月で変わる」——まずは、一歩踏み出してみる
白坂さんは最後に、現在アカデミーを検討している人へのメッセージとして、こんな言葉を残してくれました。
「僕が伝えたいことは、人生は3ヶ月で変わるよってことです。」
ただ、これは「アカデミーに3ヶ月通えば人生が変わる」という意味ではありません。
白坂さん自身、アカデミー以外にも、息子さんの手術、事業計画、商品開発、SOYCLEの発売、メディア掲載など、人生の大きな節目を経験してきました。
振り返ってみると、そうした転機は、3ヶ月ほどの単位で訪れていたといいます。
だからこそ、
「はじめの一歩踏み出した先の自分の人生って、全然想像してないような世界が待っている。」
と白坂さんは話します。
今の自分にはまだ明確な答えがない、何をしたいのかもどんな事業をつくりたいのかも分からない。
それでも、まず動いてみる。
その先で人と出会い、考え、やってみて、また考える。
そうしているうちに、今は想像していない未来が見えてくるかもしれません。
ボーダレスアカデミーに参加する人のすべてが、最初から明確な事業アイデアを持っているわけではありません。
「社会課題に関心はあるけれど、何ができるか分からない」
「起業したい気持ちはあるけれど、具体的なアイデアはない」
「自分が本当にやりたいことを、まだ言葉にできない」
そんなところから始まる人もいます。
白坂さん自身も、まさにそこからのスタートでした。

アカデミーで問いを深め、自分の心が動くものを探し、考えながら動いていく。
その先で、ソーシャルコンセプトが少しずつ自分の言葉になり、卒業後の経験も重なって、現在の事業へとつながっていきました。
白坂さんの自らの歩みから、そんな選択肢を示してくれました。
【9/9(水)締め切り間近!】第22期ボーダレス・アカデミー集中講座、いよいよ来月スタート!
第22期ボーダレス・アカデミー集中講座の開催が来月9月に迫っています!

集中講座日程:2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間
まずは説明会で、アカデミーで何を学ぶのか、どんな仲間が集まっているのか相談してみませんか。
「まだ社会起業やソーシャルビジネスについて知りたいだけ」という段階でも、もちろん歓迎です。
今期ラストとなるオンライン説明会は、9月3日(木)19:30〜21:00に開催予定です。

ボーダレス・アカデミー『集中講座』で得られるもの
2日間の集中講座では、ボーダレス独自のメソッドを通して、「どんな社会を実現したいのか」というソーシャルコンセプトを言語化し、それを実現するためのビジネスコンセプトまで、仲間とともに考え抜きます。

「やりたいことが決まっていないから、まだ早いかも…」
白坂さん曰く 、今こそ一歩踏み出してみるタイミングなのかもしれません。
あなたにとっての次の3ヶ月は、どんな時間になるでしょうか。
まずは、自分の中にある「なんとなく気になる」「何かやってみたい」という感覚を、大切にしてみてください。
『社会課題を見つけてしまった。』そんな仲間たちが待っています。
第22期 集中講座の申込締切は9月9日(水)となります。
お会いできることを楽しみにしております!
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